
クレジットカードに申し込むなら、申込や審査のポイントについて事前に確認しておきましょう。
なぜなら、クレジットカードに申込んでも審査に落ちてしまい、クレジットカードが作れないことが案外多いからです。
事前に申込や審査のポイントについて確認しておくことで、スムーズに申込ができ、審査に落ちるリスクを減らすことができます。
また、すでにクレジットカードに申込みをしたけれど審査に落ちてしまったという人は、なぜ審査に落ちてしまったのか理由が知りたいですよね。
クレジットカード会社に問い合わせても審査に落ちた理由は教えてくれません。
もう一度クレジットカードに申込むなら、どんな条件であればクレジットカードの審査に落ちてしまうのか、確認をしてから申込をしましょう。
今回はクレジットカードの申込と審査のポイントや審査内容についてお伝えしますので、クレジットカードに申込む際にお役立て下さい。
クレジットカードってどういうものなの?

クレジットカードは利用者の代わりに一時的にクレジットカード会社が店舗(加盟店)への支払いを立替える仕組みになっています。
後日クレジットカード会社は利用者に支払いの請求をし、利用者が指定した銀行口座から代金が引き落とされます。
実際に購入してから支払までに期間があるため、手元にお金がない場合でも支払いをすることができます。
また、分割で支払うこともできるので、一括で支払いができないものでも購入することができるというメリットもあります。
では、このクレジットカードを手に入れるためにはどうすればよいのでしょう。
クレジットカードの申込から手に入れるまでの流れ

クレジットカードは申込からカード発行まで大きく以下の流れになっています。
クレジットカード会社の審査に無事に通過すれば、カードが送られてきます。
届いたクレジットカードを受け取る際は本人確認が必要になりますので、身分証明書の提示が必要になります。
クレジットカードが手元に届くまで一般的には1週間~4週間かかります。
もし少しでも早くクレジットカードを手にしたいなら、インターネットから申込することをお勧めします。
インターネットを利用すれば、リアルタイムで申込をすることが可能なので、郵送にかかる時間が短縮できます。
また、クレジットカード会社に申込書が届いてからクレジットカード会社の担当者が申込書のデータを打ち込む時間も短縮できるため、申込書を送るよりも圧倒的に早くクレジットカードを手に入れることができます。
どうやってクレジットカードに申込むの?

クレジットカードへの申込方法は主に3つあります。
- インターネットから申込む
- 窓口で申込む
- 郵送で申込む
申込方法によって審査内容や結果が変わることはありません。
では、それぞれの特徴についてご説明いたします。
①インターネットから申込む
一番おすすめするクレジットカードの申込方法は「インターネットからの申込」です。
先述にもありますが、インターネットからの申込は他の申込方法より圧倒的に早くクレジットカードを作ることができます。
また、インターネットだと24時間申込に対応しているので、都合のいい時間に申込をすることができます。
さらに最近ではネットショッピングなどのウェブサービスでクレジットカードを使った決済が主流となっているため、クレジットカード会社はネットユーザーの入会を増やしたいと考えています。
そのためインターネット申込限定のキャンペーンをしている場合もあり、お得にクレジットカードを手に入れることも可能です。
②店頭窓口で申込む
初めてクレジットカードに申込む方や審査が不安な方は店頭窓口で申込することをおすすめします。
申込書の書き方や、不安なことなどをその場で質問して解消できるので、安心してクレジットカードに申込むことができます。
店舗での申し込みも時期によって限定キャンペーンをしていることがあります。
特に年末年始や大型連休などお金を使う時期にキャンペーンをしていることが多いので、店頭での申込を考えているならこの時期に合わせて申込んでみてはいかがでしょうか。
③郵送で申込む
最近はインターネットが主流になってきていることから、郵送での申込は非常に少なくなっています。
申込書自体も手に入りづらくなっており、インターネットで申込書の請求を行わなければならない場合が多く、申込書を手に入れるまでに時間を要することがあります。
また、郵送申し込みの場合は限定キャンペーンも少ないので、あまりメリットがありません。
クレジットカードの申し込みに必要な書類

このように申込方法にも特徴がありますので、ご自分にあった申込方法を選択しましょう。
また、申込をする際には以下の物が必要になります。
- 身分証明書
- 引き落とし口座
- 保護者の同意書(未成年の場合)
- 収入証明書(キャッシング枠を大きくする場合)
では、それぞれどういう物を提出すればいいのか確認していきましょう。
①身分証明書
身分証明書はクレジットカードに申込んだ人が本人かどうかを確認するために必要になります。
これは本人確認法という法律で定められているため、例外なく行われます。
一般的に身分証明書として認められるものは以下になります。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 住民票の写し
- 外国人登録証明書
もし身分証明書に記載されている住所と現住所に相違がある場合は、税金の領収書や社会保険の領収書などを同時に提示するように求められることがあります。
②引き落とし口座
クレジットカードへの支払いは銀行もしくは郵便の口座からの引き落としが一般的なので、申し込み時に銀行口座を用意しておく必要があります。
申込をする際に引き落とし口座を指定する必要がありますが、指定した口座が自分の口座だと証明するために銀行印も必要になります。
もし銀行印を紛失してしまった場合はあらかじめ銀行で手続きをしておきましょう。
③保護者の同意書(未成年の場合)
18歳からクレジットカードに申込むことはできますが、20歳未満の場合は申込時に保護者の印鑑が必要です。
④収入証明書(キャッシング枠を大きくする場合)
以下の場合は収入証明書の提出が必要になる場合があります。
- キャッシング枠が50万円以上の場合
- 消費者金融で借入をしている場合
これには貸金業者(消費者金融や信販会社など)に適用されている総量規制という法律が関係しています。
この法律では貸金業者から50万円以上の借入をする場合に収入証明書を提出するということが、定められています。
また、年収の1/3以上の借入に関しても規制されていますので、消費者金融で借入がある場合は年収を確認するために収入証明書の提出が求められる場合があります。
クレジットカード会社はこれらの申込情報や提出書類から申込者の審査をして、問題がなければクレジットカードを発行します。
ではクレジットカードの審査は一体どのように行われているのでしょうか。
クレジットカードの審査って何をしているの?

クレジットカード会社は申込み者に返済能力を確認するため、審査をします。
審査は以下の2軸から行われます。
- 申込者が記入した申込書
- 金融機関との取引履歴
審査の基準はクレジットカード会社により異なるので、同じ条件で申し込んでも審査に通る場合と通らない場合があります。
では一体どのようにしてこの2軸から審査をするのでしょうか。
申し込み者が記入した申込書
クレジットカード会社は申込者の返済能力を確認するために、申込書に記載されている情報に点数を付けて評価をします。
これをスコアリングといいます。
では、スコアリングによって審査される内容を一部ご紹介します。
金融機関との取引履歴
金融機関との取引履歴は個人信用情報機関に問い合わせます。
この信用情報機関に登録されている個人信用情報は加盟しているクレジットカード会社や金融機関・消費者金融などにより情報が登録されています。
登録されている個人信用情報に過去の延滞情報など金融機関との事故があった場合は、クレジットカード会社の審査に通らない可能性が高いです。
クレジットカードを利用する際も個人信用情報を傷つけないように、支払いの遅延がないように気を付けましょう。
個人信用情報に登録されている情報とその保有期間

本人を特定するための情報
▼保有期間
契約に関する情報等が登録されている期間
▼登録される情報
氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号等
契約に関する情報
▼保有期間
契約継続中及び完済日から5年を超えない期間
▼登録される情報
登録会員名、契約の種類、契約日、貸付日、契約金額、貸付金額、保証額、等
返済状況に関する情報
▼保有期間
契約継続中及び完済日から5年を超えない期間※1
▼登録される情報
入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞、等
取引事実に関する情報
▼保有期間
当該事実の発生日から5年を超えない期間※2
▼登録される情報
債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡、等
申込みに関する情報
▼保有期間
申込日から6ヵ月を超えない期間
▼登録される情報
本人を特定する情報、並びに申込日及び申込商品種別、等
※1 ただし、延滞情報については延滞継続中、延滞解消の事実に係る情報については当該事実の発生日から1年を超えない期間)
※2 ただし、債権譲渡の事実に係る情報については当該事実の発生日から1年を超えない期間
クレジットカードの申込や審査のポイント

一度に何社も申込まない
クレジットカードの申込も個人信用情報に登録されるため、何社のクレジットカード会社に申込をしたのか個人信用情報機関に問合わせた際にわかります。
もし一度に何社も申し込んでいた場合、お金に困っているのではないかと勘違いされてしまう場合があります。
また、ほかのクレジットカード会社の審査に落ちた情報が何件もあると、何か問題があるのではないかと疑われてしまします。
申込情報は6ヶ月の間、個人信用情報に残されますので3社に申込をして審査に通過できなかった場合は、申し込み情報の消える6ヶ月後に再度トライしましょう。
申込情報は正確に記載する
申込情報はクレジットカード会社が審査をする際の重要な情報なので、間違いがないようにしっかり記載しましょう。
誤った情報を記載してしまうと虚偽の申請をしたとみなされ、審査に通過できる可能性はほとんどゼロになってしまいます。
また記載項目に何も記載されていない場合は、スコアリングで点数をつけることができないので不利になってしまいます。
必須項目以外の項目も可能な限り記載しましょう。
クレジットヒストリーに気をつけて!
クレジットヒストリーは、信用情報に登録されているクレジットカードの利用履歴のことです。
クレヒスとも呼ばれております。
支払いの延滞がないように日頃から気をつけましょう。
支払いの延滞がない優良会員になれば、ゴールドカードを持つことも夢ではありません。
クレジットカードが作れない!そんな時は・・・

クレジットカードは分割の支払いができるので、「今はお金がないけど、どうしても欲しいものがある!」というときに、とても便利ですよね。
1枚は持っておきたいものですが、もし何社か申し込んでも審査に落ちてしまって、クレジットカードが作れなかった場合は、カードローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
カードローンも借りたお金を分割して返済できるので、クレジットカードと同じような役割を果たします。
利息が気になる方もいると思いますが、無利息期間のあるカードローンもあるので、借りたお金を利息なしで返済できる場合もあるのです。
また、アコムならカードローンとクレジットカード(マスターカード)一体型となっているので、非常に便利かつ審査も緩く、無利息期間があります。
クレジットカードが作れなかった場合の保険として、カードローンを1枚作っておくというのも1つの手です。
是非検討してみて下さい。